パートナーの鯨岡です。皆様には謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

本年も全社一丸となってお客様の存続・成長のために努めてまいります。引き続きご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。

昨年は特に、クラウド会計ソフト業界の急成長ぶりを目の当たりにし、また業務上も大きな影響を受けた一年でした。

クラウド会計ソフトは、プログラム及びデータがすべてクラウドサーバー上に置かれていることから、インターネットへの接続環境さえあればどこからでも利用可能であるという大きな特徴があります。

また、インターネット網を利用して銀行データやクレジットカード利用データなどを自動的に取り込み、会計処理に反映させることは標準機能として実装されています(いわゆるフィンテックですね)。

レシートなどの証憑も、スキャンデータをアップロードすることで、自動的に仕訳を起票するとともに、スキャンデータを証憑としてそのまま保存することも可能なレベルになってきました(もちろん、すべてのソフトが対応しているわけではありません)。

このようにクラウド会計ソフトには従来の会計ソフトでは実現が難しかった機能が多く実装されており、利用者も急激に増加しています。

弊社でも、TKCクラウド会計システム(FX4)をはじめ、主要なクラウド会計ソフトへの対応を強化しているところですが、バージョンアップのスピードには驚かされます。ユーザーからの改善要望を踏まえて随時バージョンアップが行われ、時期を経るごとに利便性が向上しているのを実感しています。

クラウド会計ソフトの面白いところは、単なる会計処理のみならず、周辺業務(請求、回収、支払い、給与計算、固定資産管理等)との連携も視野に開発されているところだと思います。

ベンダーサイドとしても、会計ソフトは顧客獲得のための「入り口」であり、銀行取引やクレジットカード情報の自動連携を皮切りに、最終的には「自動決済」(期日における自動的な支払指示)機能の実装まで考えているのではないでしょうか。ここまでくれば財務経理の主要な機能が半自動化され、利用者である人間は内容のチェックに集中することができます。

新機能の追加によってますます便利になるクラウド会計ソフト。しかしソフトはあくまでソフトです。指示されたとおりに処理するだけです。最終的には、ユーザーである人間がアウトプット内容についてきちんと確認し、内容の正確性を担保することが必要です。この部分は今後も自動化することができませんので、数字を見る目は今後もしっかりと養っていかなければと思います。

「ヒト」の果たす役割と「ソフト」の果たす役割について、改めて考えてみるとなかなか面白いものです。

【ご参考】弊社で取扱い可能なクラウド会計ソフトの一覧(2017年1月現在)

TKC FX4クラウド

強固なセキュリティを誇り、管理会計や予算実績比較機能に長け、経営に役立つデータがいつでも見ることができる。※Windowsのみ、クラウド化は一部のみ、価格は同等レベルのソフトよりは割安、クラウドとしては高め

MFクラウド会計

月額2,980円(法人)から。会計入力は弥生会計に似たプラットフォームで使いやすい。オプションで請求書・経費精算等もあり、パッケージ利用だと割安。

会計freee

月額1,980円(ライト)から。請求業務等付加機能が標準装備、ここから自動仕訳される。但し、会計的なチェックはやりにくい。原状は個人事業主向けと考えております。

弥生会計オンライン

年間28,080円~。従来の弥生会計を単純化してオンライン化。会計は使いやすいが、付加機能に課題あり。

※本稿は平成29年1月21日現在の情報で執筆しております。
※記載されている内容は執筆時点で判明している法律・通達等に基づいて記載をしておりますが、その時点並びにそれ以降における正確性を保証するものではありません。また、一般的な事例を記載しておりますが、特定の個人や組織がおかれている状況に対応するものではありません。本稿を参考に何らかの行動を執られる場合には、税理士をはじめとする専門家にご相談の上ご判断ください。